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和洋ポルノの違いを知ろう② ラジオスターの悲劇
さてさて、ここでちょっと時間を遡って歴史のお勉強をしましょう（笑）
実はフィルム時代の和洋ポルノは本番の有無を除けば大した違いは有りませんでした。洋物が90分、和物が60分強の尺で数人の女優さんが艶技を競うという形ですね。本番が無い代わりに、日本の女優さんの方が艶技は上手かったですね。あれはあれで良い時代でした（笑）
が、ビデオの登場と共に世界のポルノは大きく様変わりします。
特に日本の場合は劇的に変化しました。
今回はそうしたお話です。
１９８０年代になると一般家庭にビデオデッキが普及し始めます。ベータ対VHSの戦いなんてのもありました。いやぁ、懐かしいですね（笑）
この頃になるとポルノの世界にも変化が訪れ、それまでのフィルム制作で劇場公開の一辺倒から、一般家庭をターゲットにしたビデオ作品が作り始められます。とまあ、ここまでは世界中ほぼ同じ流れでした。
ただ、日本の場合は少し特殊な事情がありました。
当時ピンク映画と呼ばれていた日本のポルノは「にっかつロマンポルノ」に代表されるように、今で言う擬似プレイオンリーで本番作品はありませんでした。女優の売りは局部ではなく、あくまで艶技だった時代です。
もちろん、アングラの世界では当時「ブルーフィルム」なんて呼ばれてた本番物があるにはあったのですが、その中身は三段腹のオバさんがセーラー服を着て喘ぐと言うスゴイ物でして、そのせいか本番モノは色物扱いされていて日の目を見る事はありませんでした。
そんな時代に突然、彗星のごとく一人の本番女優が現れます。カナダ人とのクォーター、愛染恭子です。
彼女の登場と共に日本のポルノ業界は一変します。それまでの本番→ブサイク、擬似→美人の図式が覆され、本番で美人のポルノ女優が出現した訳です。主演作は大ヒットし、彼女自身も一躍マスコミの寵児となりました。
こうなってくるともう流れは止まりません。次々と本番女優が登場し、じきにその中心は１０代になって行きます。そして、売れ筋の本番女優を確保する為にギャラは跳ね上がり、１本あたり数百万が当たり前になると予算の上でも需要の上でも１作品に女優１人と言う形が定着していきます。
こうした「美少女単体モノ」が日本のスタンダードになりました。
その影で、それまでのピンク映画のスター達はあっという間に、殆ど省みられる事無く忘れ去られてしまいました。
彼女達はビデオの時代に葬り去られた訳です（涙）
では洋物の場合はどうでしょう。和洋共に、中小スタジオの乱立によるメジャースタジオの衰退という図式は同じだったのですが、フィルム時代から本番が当たり前だっただけに日本の様なドラスティックな変化は起こりませんでした。
スタジオも作品も内容も女優も増えるにつれ、スター女優の交代劇はありましたが新しいスタンダードが生まれる程では有りません。
低予算で作れる上に、自宅での視聴に適したオカズ色の強いオムニバス物が新たに加わり、これが北米の最大勢力になった事ぐらいでしょうか。
何れにせよ、こうしてビデオ一本あたりの出演女優の数は和物が一人、洋物が複数人という形に分化定着して行き今日に至っています。
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和洋ポルノの違いを知ろう③ 学生街の定食屋へ進む
この頃になるとポルノの世界にも変化が訪れ、それまでのフィルム制作で劇場公開の一辺倒から、一般家庭をターゲットにしたビデオ作品が作り始められます。とまあ、ここまでは世界中ほぼ同じ流れでした。
ただ、日本の場合は少し特殊な事情がありました。
当時ピンク映画と呼ばれていた日本のポルノは「にっかつロマンポルノ」に代表されるように、今で言う擬似プレイオンリーで本番作品はありませんでした。女優の売りは局部ではなく、あくまで艶技だった時代です。
もちろん、アングラの世界では当時「ブルーフィルム」なんて呼ばれてた本番物があるにはあったのですが、その中身は三段腹のオバさんがセーラー服を着て喘ぐと言うスゴイ物でして、そのせいか本番モノは色物扱いされていて日の目を見る事はありませんでした。
そんな時代に突然、彗星のごとく一人の本番女優が現れます。カナダ人とのクォーター、愛染恭子です。
彼女の登場と共に日本のポルノ業界は一変します。それまでの本番→ブサイク、擬似→美人の図式が覆され、本番で美人のポルノ女優が出現した訳です。主演作は大ヒットし、彼女自身も一躍マスコミの寵児となりました。
こうなってくるともう流れは止まりません。次々と本番女優が登場し、じきにその中心は１０代になって行きます。そして、売れ筋の本番女優を確保する為にギャラは跳ね上がり、１本あたり数百万が当たり前になると予算の上でも需要の上でも１作品に女優１人と言う形が定着していきます。
こうした「美少女単体モノ」が日本のスタンダードになりました。
その影で、それまでのピンク映画のスター達はあっという間に、殆ど省みられる事無く忘れ去られてしまいました。
彼女達はビデオの時代に葬り去られた訳です（涙）
では洋物の場合はどうでしょう。和洋共に、中小スタジオの乱立によるメジャースタジオの衰退という図式は同じだったのですが、フィルム時代から本番が当たり前だっただけに日本の様なドラスティックな変化は起こりませんでした。
スタジオも作品も内容も女優も増えるにつれ、スター女優の交代劇はありましたが新しいスタンダードが生まれる程では有りません。
低予算で作れる上に、自宅での視聴に適したオカズ色の強いオムニバス物が新たに加わり、これが北米の最大勢力になった事ぐらいでしょうか。
何れにせよ、こうしてビデオ一本あたりの出演女優の数は和物が一人、洋物が複数人という形に分化定着して行き今日に至っています。
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